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生物工学科
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生物生産実験: 微生物のすごい力

 6月末から7月中旬にかけて、3年次生を対象に生物生産実験(実習)を行いました。前期最後の実習です。アミラーゼ生産、グルコン酸発酵、ペニシリン発酵について実験しました。麹菌 Aspergillus oryzae、青かび Penicillium chrysogenum、黒かび Aspergillus nigerの持つ力を体験してもらいました。


麹菌の前培養のための試験管です。
小さなカビの大きな力を見てみましょう。


麹菌を見ているところです。実験ではここからアミラーゼの抽出を試みました。アミラーゼは食品加工など様々な産業で利用されています。
培養後に麹菌からアミラーゼを抽出しているところです。
こちらはろ過でアミラーゼを分離しています。いらないものを除いていきます。
最後にヨウ素でんぷん反応を利用して、吸光度計でアミラーゼの活性を測定します。
こちらは黒カビ培養液のろ液を煮詰めているところです。この実験は、黒カビのグルコン酸発酵効率を調べるというものです。
煮詰めた液をさらにろ過しています。
最後には、滴定によりグルコン酸の量を測定しました。
こちらが単離したグルコン酸カルシウムです。味見をした風景もありましたが、お見せするのが大変心苦しく。。。
3つ目の実験は、青かびから抗生物質のペニシリンを分離し、その濃度を測定するというものです。左の写真は青かびの培養液を調製しているところです。
液体培地に試験菌を植えて培養しています。ペニシリンの抗生物質としての効果を調べるために、Micrococcus luteusというバクテリアを試験菌として利用します。ペニシリンによりこのバクテリアの発育が阻止され、ある“かたち”となって表れてきます。
こちらは青カビ培養液からペニシリンを分離している風景です。
クリーンベンチの中でプレート培地を乾燥させています。このプレートの中で試験菌とペニシリンをカップ法という方法で反応させると、プレート培地上に阻止円と呼ばれる円が表れます。これがペニシリンの効果を教えてくれます。
最後に、ペーパーディスク法という方法で、阻止円の直径からペニシリンの濃度を計算しました。確かに抗生物質としての力があるんだなぁと確認できました。
微生物は小さいのにすごい力持ってますね。

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